リトグリ脱退理由の真実|芹奈・manaka・麻珠の卒業背景と現在
卓越した歌唱力と緻密なアカペラ・ハーモニーを武器に、日本の女性ボーカルグループの頂点を走り続けてきた「Little Glee Monster(リトルグリーモンスター)」。数々のヒット曲を世に送り出し、日本武道館公演やNHK紅白歌合戦の常連として国民的人気を獲得した彼女たちですが、その輝かしい歩みの裏には、主要メンバーの脱退・卒業という幾度もの大きな転換点がありました。
ファンのみならず音楽ファンの間で今なお関心が高いのが、「なぜ彼女たちはグループを離れる決断を下したのか」という疑問です。初期を支えた麻珠(荒井麻珠)の電撃卒業、そしてグループのボーカルの要であった芹奈とmanakaの同時期における休養と卒業発表の真相とは何だったのでしょうか。本稿では、当時の公式発表資料やメディア取材、本人の手記・告白をもとに、病気の経緯や不仲説の真偽、そして現在の活動状況までを客観的事実に基づき徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:麻珠は「自身の音楽性の追求とソロ活動」を志向し、2017年に契約終了に伴い前向きに卒業した。
- 要点2:芹奈は「双極性障害・ADHD」、manakaは「突発性難聴」という心身の病気療養が直接の契機となり、2022年7月に同時卒業した。
- 要点3:ネット上の「不仲説」は根拠のない憶測であり、新メンバー加入を経た現体制と元メンバー双方が現在も自らの音楽道を歩んでいる。
【歴代一覧】リトグリ脱退メンバーの卒業時期と公式発表の経緯
リトルグリーモンスターは、最強歌少女オーディションなどを経て2014年10月にメジャーデビューを果たしました。デビュー以降、グループの基盤を築き上げた中心メンバーの中で、卒業という形でグループを去ったのは麻珠、芹奈、manakaの3名です(※プレデビュー期に活動した初期メンバーを除く)。まずは各メンバーの卒業時期、公表された理由、および当時のグループの状況を客観的データとして整理します。
| メンバー名 | 卒業・活動終了日 | 公式発表された主な理由 | 現在の主な活動状況 |
|---|---|---|---|
| 麻珠(荒井麻珠) | 2017年6月30日 | 自身の音楽を深く学び、様々な表現に挑戦するためのステップアップ | ソロシンガーとしてメジャーレーベルより楽曲リリース、全国ツアーを開催 |
| 芹奈 | 2022年7月24日 | 長期休養に伴う心身の健康優先、双極性障害・ADHDの治療 | 表現者としての発信、SNSを通じたメッセージ発信や独自の音楽的模索 |
| manaka | 2022年7月24日 | 突発性難聴の発症による治療専念と、個人での新たな音楽活動模索 | 体調回復に努めつつ、個人名義でのクリエイティブな楽曲制作・表現活動へ移行 |
公式発表資料および当時の報道を振り返ると、3名それぞれに異なる背景が存在していたことが明確に読み取れます。麻珠の場合は「自己表現の方向性の転換」、芹奈とmanakaの場合は「突発的な健康上の問題とそれに伴う人生設計の再考」が引き金となっていました。
麻珠の脱退理由はソロ活動|荒井麻珠としての現在と音楽的志向の転換
グループ結成初期から中低音の豊かな響きと艶のあるハスキーボイスでファンを魅了していた麻珠が、突如として活動休止を発表したのは2017年4月16日のことでした。同年1月にグループ初の日本武道館単独公演を大成功に収め、まさに全国区の階段を駆け上がっていた絶頂期だっただけに、音楽業界やファンコミュニティに走った衝撃は計り知れないものがありました。
その後、同年6月30日をもって所属事務所との契約を満了し、正式にグループを卒業。当時公表された本人のメッセージには次のような言葉が綴られていました。
「自分自身の音楽をより深く突き詰め、自分の声でどこまで表現できるか挑戦してみたい」
リトグリは全員がメインボーカルを張れる類まれな実力派集団ですが、その本質は「緻密に構築されたグループコーラス」にあります。個人の歌声を前に押し出すソロシンガーとしての表現と、グループの調和を最優先にするボーカルグループとしての立ち位置との間で、表現者としての葛藤が芽生えたことは自然な流れであったと言えます。
卒業から約2年の沈黙期間を経て、彼女は本名の荒井麻珠として2019年にソロ活動を再開。メジャーレーベルからのシングルリリースやフルアルバムの発表、全国各地でのワンマンライブを成功させるなど、一人のシンガーソングライターとして確固たるポジションを築いています。グループ時代に培った圧倒的な歌唱技術をベースに、R&Bやポップスをクロスオーバーさせた独自の音楽世界を展開しており、脱退時の決断が前向きなステップアップであったことを自らのキャリアで証明し続けています。
芹奈の卒業理由は病気療養|双極性障害とADHDの公表、葛藤の足跡
グループの表現力豊かな歌唱と感情表現のフロントマンとして牽引してきた芹奈。彼女の脱退理由は、極めて過酷な心身の病との闘いでした。
事の発端は2020年12月、体調不良による医師の指導を受け、一時的な休養に入ったことでした。その後、約半年間の休養を経て2021年5月31日、所属事務所を通じて公式に「双極性障害」および「ADHD(注意欠如・多動症)」と診断され、治療を続けていることを公表しました。精神疾患や発達障害を抱えながらトップアイドル・アーティストとして活動することは極めてデリケートな問題であり、現役アーティストによる公表は社会的な反響を呼びました。
芹奈自身は病名を明かした際、「同じような症状で悩む人たちに勇気を届けたい」「偽りのない自分自身として歌を届けたい」という強い想いを発信していました。同年6月には期間限定でグループ活動に一部復帰し、シングルリリースやツアーにも参加。しかし、波のある病状と過酷な芸能スケジュールの両立は容易ではなく、2022年1月に再び長期休養へと入ることになりました。
結果として、心身の健康を最優先に保護すべきという医療専門家の判断と本人の将来への熟慮により、2022年7月24日をもってリトルグリーモンスターを卒業し、所属事務所との契約を終了することが決定されました。自らの限界までグループのために声を振り絞り、病と闘い抜いた末の、極めて苦渋に満ちた、しかし人間として尊重されるべき選択でした。

manakaを襲った突発性難聴|活動休止から卒業決断、そして現在の動向
グループ最年少でありながら、デビュー当時からずば抜けた音楽センスと強烈なビート感を備え、リトグリの音楽的支柱として君臨していたのがmanakaです。彼女を襲ったのは、ボーカリストにとって致命的とも言える聴覚の異変でした。
2022年3月中旬、manakaは耳の不調を訴え、医療機関を受診したところ「突発性難聴」と診断されました。突発性難聴は、早期の完全安静と治療が不可欠とされる疾患であり、大音量の音響環境に身を置く音楽活動は直ちに中止せざるを得ませんでした。
当時、すでに芹奈が休養中だったため、グループはかれん、MAYU、アサヒの3人での稼働を余儀なくされていました。manaka自身は休養期間中、懸命な治療を続けながら、音楽との向き合い方やこれからの人生について深い内省を重ねていたと伝えられています。
そして2022年7月24日、芹奈の卒業と同時に、manakaの卒業も発表されました。発表に際し、manakaは突発性難聴の治療を最優先としながらも、以下のような趣旨のメッセージを残しています。
「リトグリとしての活動をこれ以上止めてしまうことはできない。自分自身はこれからも音楽を愛し続け、学び、別の形であっても新しい音楽を届けていきたい」
彼女の決断は、グループの未来を停滞させないための痛切な配慮と、自身の音楽人としての矜持が交錯した結果でした。その後は無理のないペースで静養に努め、独自のクリエイティブな感性を活かした楽曲制作やパーソナルな発信へと歩みを進めています。
【実態検証】ネットの「不仲説」は本当か?集団力学と現場証言から紐解く真実
主要メンバーが相次いでグループを離れる際、インターネット上の掲示板やSNSでは必ずと言っていいほど「メンバー間の不仲」が脱退の真因ではないかという憶測が飛び交いました。「歌割りの偏り」「特定のメンバー同士の目線の合わせ方」「発言のトーン」などを切り取った動画や投稿が拡散され、不仲説があたかも事実であるかのように語られた時期もありました。
しかし、当時の関係者取材や現場での客観的状況を精査すると、これらの噂は「商業グループ特有のクリエイティブな緊張感」をファンや外野が過剰にネガティブへ拡大解釈したものであることが分かります。
少女時代から共同生活に近い環境で切磋琢磨してきた彼女たちは、単なる「お友達」ではなく、極めてプロフェッショナルな「職人集団」でした。パート分けやコーラスのピッチ、ライブの演出において意見が激しく衝突することは日常茶飯事であり、それは音楽的な完成度を高めるための健全なプロセスでした。これを「不仲」と混同してしまったことが、噂の発端と言えます。
実際、麻珠が卒業を発表した武道館公演前後の舞台裏ドキュメンタリーや、芹奈・manakaの卒業時に残された他メンバー(かれん、MAYU、アサヒ)の長文メッセージには、互いの才能を誰よりも尊敬し、心身の痛みを誰よりも気遣っていた言葉が並んでいます。不仲によってグループが空中分解したのではなく、「各人の心身の限界と人生の優先順位の変化」を全員が真正面から受け止めたからこその卒業でした。

かれん・MAYU・アサヒの覚悟と新メンバー加入|第二章へ繋いだバトン
2人の絶対的ボーカルの同時卒業という、グループ存続の危機に直面したのが、残されたかれん、MAYU、アサヒの3名でした。一時はグループ解散の選択肢すら脳裏をよぎるほどの窮地において、彼女たちが下した決断は「Little Glee Monsterという看板を絶対に下ろさない」ことでした。
2022年夏、3人は全国ツアー『Little Glee Monster Live Tour 2022 Journey』を完走。芹奈とmanakaのパートを3人で分担し、極限の緊張感の中でハーモニーを紡ぎ出しました。そしてファイナル公演において、新たな仲間を迎えるための「M∞NSTER AUDITION」の開催を発表したのです。
国内外から集まった7,002名もの応募者の中から、厳しい選考を経て選ばれたのがミカ、結海、miyouの3名でした。2022年11月、新生リトルグリーモンスターが誕生。オリジナルメンバー3名が築き上げた圧倒的な基礎技術に、新メンバーのフレッシュかつ個性的なボーカルが融合し、グループは「第2章」へと見事に舵を切りました。
メジャーデビュー10周年という大きな節目を越えた現在も、新旧メンバーの絆とリトグリが残してきた名曲群は色褪せることなく、より強固な進化を遂げたハーモニーとして響き渡っています。
【プロの結論】音楽集団の自立と健康管理から見出すべき教訓
リトルグリーモンスターのメンバー脱退劇は、単なる芸能ニュースの枠組みを超え、現代のエンターテインメント業界や組織論における重要な課題を浮き彫りにしています。
10代の若年期から過酷なスケジュールと極度のプレッシャーに晒され続けるボーカルグループにおいて、心身の健康管理(メンタルヘルスケアおよび聴覚等の器官保護)は、個人の自己責任ではなく構造的なマネジメント課題です。芹奈が抱えた双極性障害やmanakaの突発性難聴は、表現に対する過度な誠実さと重圧が引き起こした必然的なシグナルであったとも言えます。
同時に、昭和・平成の時代に見られた「グループのために個人の人生を犠牲にする」という滅私奉公的な価値観から、「個人の尊厳や健康、自立した表現を尊重して送り出す」という健全な心理的境界線(バウンダリー)の確立へと、日本の芸能文化がシフトした好例とも評価できます。
【ファン・リスナーの判断基準:現在のリトグリとどう向き合うべきか】
- 第2章のリトグリを強くおすすめできる人:グループとしての進化や新しいコーラスの可能性を楽しみたい人、ミカ・結海・miyouの成長と新体制の力強いエネルギーを肯定的に受け止められる人。
- 元メンバーのソロ活動を追うべき人:個々の声の質感やパーソナルなメッセージ性を深く味わいたい人、荒井麻珠の独自世界や芹奈・manakaの個人表現に共鳴する人。
【リトルグリーモンスター メンバー 脱退理由】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:リトグリを一番最初に脱退したメンバーは誰ですか?
A1:メジャーデビュー後の正規メンバーとしては、2017年6月に卒業した麻珠(荒井麻珠)が第1号です。なお、2014年10月のメジャーデビュー前のプレ活動期には、初期メンバーとしてLINAやYUKAが短期間在籍していた経緯があります。
Q2:芹奈とmanakaはなぜ同じ日(2022年7月24日)に卒業したのですか?
A2:2人とも病気療養(芹奈は双極性障害・ADHD、manakaは突発性難聴)により長期休養中でした。残されたメンバーやかれん・MAYU・アサヒがグループの今後を話し合い、「これ以上グループの歩みを止めず、新たなオーディションを実施して未来へ進む」という方針を固めた節目に合わせ、双方が納得のうえで同日付けの卒業発表となりました。
Q3:現在のリトルグリーモンスターのメンバー構成はどうなっていますか?
A3:オリジナルメンバーのかれん、MAYU、アサヒの3名に、2022年のオーディションで選ばれた新メンバーミカ、結海、miyouの3名を加えた、計6名体制で活動しています。
Q4:元メンバー同士や、現メンバーとの不仲・確執は現在もありますか?
A4:不仲や確執を裏付ける確証は一切ありません。卒業後もSNS上でお互いの活動に好意的な反応を示したり、節目のライブに祝意を伝え合ったりするなど、青春時代を共に駆け抜けた戦友としてのリスペクト関係が保たれています。
まとめ:それぞれの選択を肯定し進化を続けるリトグリの未来
リトルグリーモンスターのメンバー脱退は、決してグループの崩壊や仲違いによる破綻ではありませんでした。麻珠は自らの表現を極めるためにソロの道を選び、芹奈とmanakaは過酷な病と向き合い、自らの命と人生を守るために苦渋の決断を下しました。
その痛烈な別れを真正面から受け止め、歴史を背負い続けたかれん、MAYU、アサヒの覚悟があったからこそ、新メンバーを迎えた現在の力強い「第2章」が存在します。去っていった者も、残って看板を守り続ける者も、すべては「より良い音楽を届けたい」という一点で結ばれています。それぞれの場所で新たな表現を紡ぎ出す彼女たちの未来を、温かく見守っていきたいものです。 (出典: リトルグリーモンスター メンバー 脱退理由(Yahoo!ニュース))