懐かしの『こんなこいるかな』全12人一覧!現在の配信や絵本事情を徹底解剖
幼少期にNHKの画面越しに出会った、カラフルで個性豊かすぎる子どもたち。1980年代半ばから1990年代初頭にかけて幼少期を過ごした世代にとって、『こんなこいるかな』は単なるショートアニメの枠を超え、自身の感情や性格形成の原風景として記憶に刻まれている名作です。
親世代となった今、ふと「あの子たちの名前は何だったか」「現在も動画配信や絵本で見られるのか」と気になって検索する人が後を絶ちません。今回は、全12人のキャラクター解説をはじめ、作者の足跡、復刊新装版や最新グッズ、現在の視聴手段まで、当時の熱量そのままに余すところなくお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:『こんなこいるかな』は全12人のキャラクターで構成され、イヤイヤ期の「やだもん」や怖がりの「ぶるる」など、子どものリアルな心理と個性を全肯定した伝説的コーナー。
- 要点2:原作絵本は累計発行部数1,000万部超を記録し、現在は復刊新装版や電子書籍、カプセルトイなどの限定グッズとして大人のファン層を中心にリバイバル中。
- 要点3:当時のアニメ動画配信は権利関係から限定的だが、絵本や定期的なポップアップ展開を通じて、令和の育児環境でも「自己肯定感を育む教材」として再評価されている。
【徹底網羅】『こんなこいるかな』キャラクター一覧と性格プロファイル
作品を語る上で欠かせないのが、誰しも一度は自分や友達の姿を重ね合わせた個性的な全12人のキャラクターたちです。本作の画期的な点は、「わがまま」「怖がり」「忘れっぽい」といった大人が短所と捉えがちな特徴を否定せず、愛すべき個性としてフラットに描き出した点にあります。
| キャラクター名 | 外見・メインの特徴 | 性格・エピソードの傾向 | 編集部の共感・分析ポイント |
|---|---|---|---|
| いやだあさっての「やだもん」 | ピンク色の丸い体 | 何でも「やだ!」と拒絶するイヤイヤ期の象徴。怒ると巨大化する。 | 作品の顔とも呼べる存在。感情の爆発をビジュアルで視覚化した傑作。 |
| こわがりやの「ぶるる」 | 水色の洋なし体型 | 些細な影や物音に怯え、常に「ぶるる」と震えている小心者。 | 恐怖に寄り添う温かさがあり、過剰な勇敢さを押し付けない救いがある。 |
| わすれんぼうの「しめっぽ」 | オレンジ色の三角頭 | 大事な用事を忘れがちで、落ち込むとすぐに涙を流す。 | 不注意やうっかりを抱える子どもの切なさを描き、叱責ではなく共感を誘う。 |
| くいしんぼうの「もぐもぐ」 | 緑色のどっしりボディ | 食べることが大好きで、常に何かを口にしている。料理も得意。 | 生命力にあふれ、周囲を笑顔にする食欲旺盛な子どもの原型。 |
| ちらかしやの「ぽいっと」 | 黄色の長細いフォルム | 使ったおもちゃやゴミを片付けず、何でもポイポイ投げ散らかす。 | 片付けが苦手な幼児の行動様式を過度な説教臭さなしに提示。 |
| あいでぃあまんの「ぴかっと」 | 赤色の丸顔にアンテナ | 閃きが鋭く、困った問題が起きると知恵を絞って解決策を生み出す。 | 集団におけるブレイクスルー役。頭脳派キャラクターとしての頼もしさ。 |
| いたずらっこの「たいだ」 | 紫色のツノ付き頭 | 人をからかったり驚かせたりするのが好きだが、悪気はない。 | 境界線を試す子どもの冒険心を体現。失敗から学ぶプロセスを描く。 |
| がんこな「がんがん」 | 四角い無骨な青い体 | 一度決めたらテコでも動かない。自分のルールを頑なに守る。 | 自己主張の強さと意志の固さを表裏一体として描き、芯の強さを肯定。 |
| しりたがりやの「まあち」 | 薄ピンクの好奇心旺盛な姿 | 「なんで?」「どうして?」と質問攻めにする知識欲の塊。 | 知的好奇心の芽生えを象徴し、周囲の大人の根気強い対応の鏡に。 |
| まねっこの「まねりん」 | 黄色で柔軟な動き | 友達の言動やすぐ近くの人の真似ばかりしてしまう癖がある。 | 模倣を通じて社会性を学ぶ発達段階を鮮やかに切り取っている。 |
| のんびりやの「ぽっけ」 | 黄緑色のマイペース体型 | 動作がゆっくりで急ぐことが苦手。周囲が焦っていても平然としている。 | 効率重視の社会において、固有のペースを崩さない尊さを伝える。 |
| わらいんぼうの「げらら」 | オレンジ色の口角の上がった顔 | どんな些細なことでもゲラゲラと大笑いし、空気を和ませる。 | 緊張を解きほぐすユーモアの力を体現し、集団を明るく照らす。 |

【伝説の放送期間と制作背景】『おかあさんといっしょ』で築いた黄金期
本作がNHK『おかあさんといっしょ』のショートアニメ枠でオンエアされていたのは、1986年4月から1991年3月までの約5年間です。昭和から平成へと移り変わる激動の時代において、夕方の子供たちを釘付けにしました。
アニメーション制作において特筆すべきは、全エピソードの語りとキャラクターボイスを女優・声優の玄田哲章さん(ナレーション)と水島裕さんが巧みに演じ分けた点です。特に水島裕さんは、わずか数十秒のミニ番組の中で12人全員の心情を軽妙かつ温かみのある声色で吹き込み、子供たちの没入感を高めました。
当時の特番インタビューにおいて、制作スタッフは「短所を矯正するのではなく、ありのままを受け入れる世界観を1分半という極小の枠に凝縮した」と語っています。道徳教育にありがちな「良い子になりましょう」という教条主義から意図的に距離を置き、子供たちのありのままの感情を肯定した姿勢が、親と子の双方から絶大な支持を集めた決定的な要因でした。
【作者の現在】有賀一広氏の創作哲学と1000万部突破の絵本展開
この名作の生みの親である作者は、イラストレーターの有賀一広(ありか・かずひろ)氏です。同氏のシンプルかつ極限まで削ぎ落とされた線描と、ビビッドな原色使いは、幼児の視覚認知にダイレクトに訴えかける計算し尽くされたデザインでした。
出版元である講談社から刊行された絵本シリーズは、アニメ放送の波に乗って爆発的なヒットを記録し、累計発行部数は1,000万部を突破する金字塔を打ち立てました。近年では「絶版で手に入らない」という親世代の切実な声に応え、岩崎書店などから待望の復刊新装版がリリースされ、書店や図書館の児童書コーナーで再び脚光を浴びています。
有賀氏はその後も児童向けコンテンツや絵画指導の現場に関わり続け、「子供の個性をラベル貼りして裁かない」という一貫したヒューマニズムを作品を通じて発信し続けています。

【2026年最新】動画配信・サブスクの現状とグッズのリバイバル事情
「現在のデジタル環境で昔のアニメ動画を見ることはできるのか」という疑問に対し、調査結果を率直にお伝えすると、NHKオンデマンドや大手サブスク(U-NEXT、Amazonプライムビデオ等)での常時公式動画配信は行われていません。放送当時の権利関係の複雑さやマスターテープの保存形式が要因とみられます。
しかし、作品へのアクセスが完全に断たれたわけではありません。現在、作品を楽しむための主なルートは以下の通りです。
- 復刊新装版絵本・電子書籍:主要書店やKindle等の電子書籍ストアで全巻が入手可能。美しいデジタルリマスターで当時の色彩が鮮明に蘇っています。
- カプセルトイ・レトログッズ:大人女子やZ世代の昭和・平成レトロブームを受け、バンダイ等のガシャポンでポーチやアクリルキーホルダーが定期的に商品化。即完売するケースが続出しています。
- 中古VHS・DVD市場:当時の映像をどうしても見たい層によるオークションやフリマアプリでの取引が活発ですが、プレミア価格化しているため入手には注意が必要です。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上のコミュニティや知恵袋などで散見される誤解として、「やだもんは最後にお仕置きされるバッドエンドだったのではないか」という記憶違いがあります。
これは、やだもんが「やだ!」と言い続けて体が風船のように膨らみ、空へ飛んでいってしまうシュールな演出が、幼少期の恐怖体験として誇張されて記憶された結果です。実際には、友達に助けられたり、自ら元の大きさに戻って反省したりと、温かなオチが用意されているエピソードがほとんどでした。
また、「12人全員が同じ町に住んでいるのか」という設定の疑問についても、本作は明確な固定された世界観をあえて作らず、日常のどこにでも起こり得るシチュエーションとして緩やかに接続されていたのが真相です。

【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
令和の育児現場において、本作を我が子に読み聞かせている親たちからは、極めてリアルで興味深い感想が寄せられています。
大手育児コミュニティのレビューやSNSの検証では、「子供が癇癪を起こしたとき、『あ、いま心の中にやだもんがいるね』と声をかけると、子供自身が客観的になってフッと落ち着く」という声が多数挙がっています。感情を否定して叱るのではなく、キャラクターという「外在化された存在」を通して対話できる点が、現代の臨床心理学でいう「問題の外在化(ナラティブ・セラピー)」の手法と期せずして完全に一致しているのです。
【プロの結論】発達心理学の視点から見出すべき教訓
現代の親子関係や教育現場において、本作が持つ本質的な価値は「心理的バウンダリー(境界線)の健全な受容」にあります。
子供の否定的な感情や未熟な行動に対し、親が「早く直さなければ」と過剰に同調・干渉すると、しばしば教育虐待や共依存の引き金となります。『こんなこいるかな』の構造は、「こういう子もいるよね」という適度な距離感と全肯定のまなざしを提示することで、親の肩の荷を下ろし、子供の自己肯定感を損なわずに守るための優れた教材として機能し続けています。
【こんな こ いる かな】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:アニメ版の動画はYouTubeや配信サイトで公式に見られますか?
A1:現在、主要な定額制動画配信サービス(SVOD)での公式レギュラー配信は行われていません。YouTube等にアップロードされている映像は非公式なものが多いため注意してください。公式な形で作品に触れるには、岩崎書店等から出版されている復刊絵本や電子書籍の利用が最も確実です。
Q2:一番人気のキャラクターは誰ですか?
A2:圧倒的な認知度とグッズ化率を誇るのは、ピンク色の「やだもん」です。次いで、愛嬌のある臆病さが人気の「ぶるる」、食いしん坊の「もぐもぐ」が根強い支持を集めています。
Q3:大人向けの最新グッズはどこで購入できますか?
A3:全国のカプセルトイ専門店(ガシャポンのデパート等)や、ヴィレッジヴァンガード、サンキューマートなどのバラエティショップで定期的にコラボレーションが展開されています。限定ポップアップストアの情報は公式SNSやキャラクターグッズ情報サイトをチェックするのがおすすめです。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
『こんなこいるかな』が昭和・平成・令和と時代をまたいで愛され続ける理由は、子供たちの凸凹した感情を無理に平らにならそうとせず、「どんな君でも大丈夫」と包み込む絶対的な安心感にあります。
もし今、育児に追われて我が子のイヤイヤ期やマイペースさに悩んでいるなら、あるいは日々の生活で自身の弱さに疲れてしまっているなら、ぜひ新装版の絵本を手に取ってみてください。かつて画面の向こうから語りかけてくれたカラフルな仲間たちが、今も変わらない優しさで、ありのままのあなたを肯定してくれるはずです。 (出典: こんな こ いる かな(Yahoo!ニュース))